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・消しゴムはんこの歴史(概要)
・1959年-2005年 黎明期
・2006年-2016年 ブーム期
・2017年- イノベーション期
消しゴムはんこ年表
消しゴムを彫ってスタンプにするという遊びは昭和中期から学生の間で親しまれていました。日本で消しゴムを彫ってスタンプにし、雑貨づくりを楽しむ方法を紹介した書籍は1983年(昭和58年)の勝又有子さんの『手づくりスタンプ550』が最初だといわれています。80年代後半~90年代には消しゴム版画作家でコラムニストのナンシー関さんの活躍で、消しゴム版画が注目され始めました。
1959年~1999年
- 1959年、日本のシードゴム工業(「ほるナビ」を製造販売する現在の株式会社シード)が「プラスチック字消し」を開発。
- 1983年10月、勝又有子さんが『手づくりスタンプ550』を出版。消しゴムを彫ってスタンプにする方法を紹介した書籍としては日本初。
- 1985年3月、ナンシー関さんが消しゴム版画イラストレーターとしてデビュー。『ホットドッグ・プレス』に消しゴム版画を掲載。
- 1990年代、コラムニストのナンシー関さんが活躍。消しゴム版画家として注目される。
- 1995年、ヒノデワシ株式会社が日本ではじめて専用消しゴム『はんけしくん』を開発、ナンシー関さんが監修し初代パッケージにも。
- 1999年、上村旺司さんが『やさしい消しゴム印入門』を出版。
2000年~2005年:黎明期
消しゴムはんこブームのきっかけは、2002年にナンシー関さんが逝去したことにより「消しゴム版画」という言葉が再注目されたことが始まりであるともいわれています。消しゴムを彫ってスタンプにするというテーマの本を2003年・2004年に山田泰幸さん、2005年に津久井智子さんが出版したことにより、書籍メディアから消しゴムはんこのブームが始まりました。この時期は「消しゴム版画」も「消しゴムはんこ」「消しゴムスタンプ」もほぼ同じものとして認知されていました。
- 2002年6月、ナンシー関さんが逝去。
- 2002年、ナンシー関さんの逝去により「消しゴム版画」という言葉が注目を集める。
- 2003年、ヒノデワシ株式会社『はんけしくん』のパッケージがリニューアル。2代目パッケージデザインは上村旺司さん。
- 2003年10月、消しゴム版画家・山田泰幸さんが『四季の消しゴムスタンプ』を出版。
- 2004年11月、消しゴム版画家・山田泰幸さんが『消しゴムスタンプ 季節のたより』を出版。
- 2005年11月、消しゴムはんこ作家・津久井智子さんが『消しゴムはんこ。つくるたのしみ、おすたのしみ』を出版。