MBS・TBS系で木曜7時に放送中のバラエティ番組『プレバト!!』で「消しゴムはんこの才能査定ランキング」企画が定期的に放送されてから「消しゴムはんこ」に興味を持つ人も増えています。消しゴムはんこの2018最新事情をまとめました。
100円均一で基本の道具が揃うので始めやすい
消しゴムはんこづくりに必要不可欠な基本的な道具はダイソー、セリア、キャン・ドゥなどの100円ショップで揃えることができます。100均各店のアイテムを使って540円で消しゴムはんこを楽しむ記事は参考になりますよ!
◆予算500円で消しゴムはんこを作ってみた
・ダイソー編
・セリア編
・キャンドゥ編
より上達したいなら良い道具を買うべし
より上手に彫りたい!はんこの見た目もキレイにしたい!と思ったら、専用の彫刻刀やデザインナイフにも拘ってみましょう。特に消しゴムはんこ専用に開発されたものは使いやすくなっています。
◆消しゴムはんこ専用彫刻刀「RABBY」シリーズを見る(Yahoo!ショッピング ES-SELECTION)
とりわけプロの消しゴムはんこ作家さんに使われているデザインナイフといえばNTカッターの「D-400」系と、オルファの「アートナイフプロ」ですが、ほかにも様々なタイプのデザインナイフがあります。トップクリエイターやコンテスト上位入賞者は彫る場所によって使い分けている人も多くいます。
◆使いやすいデザインナイフを見る(Yahoo!ショッピング ES-SELECTION)
彫刻刀には「消しゴムはんこのプロ用」の高級アイテムもあります。使いこなすためにはそれなりの技術を磨く必要がありますが、消しゴムはんこの仕上げを圧倒的に美しくすることができます。
◆プロ作家用彫刻刀「匠 ~TAKUMI~」シリーズを見る(Yahoo!ショッピング ES-SELECTION)
テレビのような作品を作りたいなら発色が良いインクが不可欠
「プレバト!!」でも先生が作る作品にはため息が出るほどの美しさですが、あの美しい色は残念ながら100均のスタンプインクでは出せません。発色がきれいで色数が豊富な水性インク「アートニック」シリーズや「バーサクラフト」シリーズがお勧めです。新発売の「バーサファインクレア」シリーズなども人気があります。
◆スタンプインク「アートニック」シリーズを見る(Yahoo!ショッピング ES-SELECTION)
◆スタンプインク「バーサクラフト」シリーズを見る(Yahoo!ショッピング ES-SELECTION)
◆スタンプインク「バーサファインクレア」シリーズを見る(Yahoo!ショッピング ES-SELECTION)
消しゴムは自分に合う堅さで選ぶべし
消しゴムはんこ専用消しゴムは様々な種類があり、文具店等で売っているハガキサイズで定価648円の定番商品をはじめ、ダイソーやセリア、キャン・ドゥなどの100円ショップで販売されているものまで、硬さ・サイズ・厚み等も様々です。近年の100円ショップの専用消しゴムはリニューアルを重ねて品質も上がっているので高額の定番商品と大きく差はなくなりました。価格を問わずに、様々な商品を試して自分に合った硬さ・厚みのものを選ぶと良いでしょう。
画像は100均商品の中でも最もバランスが良いと高評価のキャンドゥの専用消しゴム。
趣味から副業として消しゴムはんこを活用している人も増えている
誰でも気軽で簡単なホビーでもある消しゴムはんこ。極めれば「副業」にもなり、オリジナルの消しゴムはんこを販売して稼ぐ、消しゴムはんこのプロ・セミプロが数多く活動しています。ハンドメイドイベント(手づくり市)やバザーに出展して消しゴムはんこを販売する人や、「minne」や「creema」などのハンドメイド販売サイトで販売する人も多くいます。またインストラクター資格などの講師資格を取得して「消しゴムはんこの先生」として活躍する人も増えています。
消しゴムはんこ専門イベント「浅草橋けしごむはんこヴィレッジ」開催
2017年からはじまった消しゴムはんこ専門イベント「浅草橋けしごむはんこヴィレッジ」には、日本や海外で活動する消しゴムはんこ作家が数多く出展してオリジナルの消しゴムはんこを販売するほか、消しゴムはんこに関連した道具や材料を扱うメーカーやショップも多く出展しています。2018年は6月17日(日)に「浅草橋けしごむはんこヴィレッジvol.3」、12月9日(日)に「浅草橋けしごむはんこヴィレッジvol.4」が開催されます。会場はいずれも東京都台東区・浅草橋にある「東商センター」。
浅草橋けしごむはんこヴィレッジvol.3
日時: 2018年6月17日(日)11:00~16:00
会場: 東京・浅草橋「東商センター」3F
◆浅草橋けしごむはんこヴィレッジ 公式サイト
彫りの美しさと来場者投票で審査されるコンテストが登場
これまで「消しゴムはんこを捺した作品」のコンテストが多くあった中、「消しゴムはんこのデザインと彫りの美しさ」を競うという新しいタイプのコンテスト「国際イレイサースタンプ品評会」が注目を集めています。第1回開催は赤石敬子さん(redsmile)、第2回開催はひろせはなこさん(HAROKELLOGG)が最高金賞を獲得しています。6月に開催される第3回は誰の作品が最高金賞に輝くか注目を集めています。品評会は6月17日(日)開催「浅草橋けしごむはんこヴィレッジvol.3」内で作品が展示され、来場者による審査が行われます。
インストラクターなど講師の資格制度もある
消しゴムはんこの講師資格にはいくつかの団体や企業が運営しているものがあります。中でも一番取得者が多い資格制度は、世界最大の協会が運営する「JESCA消しゴムはんこ技能認定資格制度」。アマチュア向けにはレッスン受講制の「JESCA消しゴムはんこアドバイザー資格」、プロ・セミプロ向けには通信講座で取得できる「JESCA消しゴムはんこインストラクター資格」「JESCA消しゴムはんこクリエイター資格」があります。
カルチャーセンターの講師を目指したい人や自宅で教室を開きたい人など、本格的に「消しゴムはんこの先生」として活動をしていくことを考えている人には講師認定資格が取得できる「JESCA消しゴムはんこインストラクター通信講座」があります。
講師活動に加え、プロとして本格的なビジネススキルを身に付けたい人向けには「JESCA消しゴムはんこクリエイター通信講座」があります。
全国各地で消しゴムはんこ教室も開かれている
アドバイザー資格を目指したい人は、全国各地で開催されている対象教室や協会公認サークルに延べ10時間参加すると取得できます。関東エリアで定期的に開催されている人気の教室は、消しゴムはんこブームの源流を作り「消しゴムはんこの父」とも呼ばれている山田泰幸先生の「東京つばきサークル」。多数の著書を持つ山田先生のテクニックが学べます。JR大崎駅から徒歩1分の大崎ウエストギャラリーで季節毎に開催中。
消しゴムはんこは身近な道具で楽しめる手軽なホビー!趣味からはじめて、副業として活用して成功している人もいます。夢が広がりますね!
(福住由樹/2018年4月1日配信)