消しゴムはんこ作家、波田みゆきさんインタビュー
消しゴムはんこで素敵に輝く、注目の消しゴムはんこ作家さんにインタビュー。
今回は島根県益田市を拠点に活動する消しゴムはんこ・版画作家、波田みゆきさん(どんぐり)にお話を伺いました。
消しゴムはんこをはじめた時期はいつですか?
2012年ごろからです。しっかり習い始めたのは2013年7月からです。
消しゴムはんこをはじめたきっかけを教えてください
手作りの手芸品に付けるタグを作りたくて始めました。
屋号を「どんぐりふぃーるど」とつけた理由を教えてください
自宅の生け垣がウバメガシという木でどんぐりの実がなるんです。あるお子さんが「どんぐりのおばちゃん」と呼んでくれたのがきっかけです。
どのような作品・作風・モチーフのものが多いですか?
草花などの自然の中の法則的な美しさやそのデザイン。赤い実と緑の葉。妖精のような神秘的なもの。鳥の翼のようなたくましさを感じるもの。歴史を感じるもの。石見神楽などが多いです。
消しゴムはんこづくりで一番こだわっている部分はどこですか?
勢いやインパクト。線が出すイメージにこだわっています。
どのような刃物を使って消しゴムを彫りますか?
30°の細工カッター、角や丸の彫刻刀、メス刃などを使ってます。
どのようなスタンプインクを使っていますか?
シャチハタ、アートニック、バーサクラフト、バーサマジック、ブリリアンスなどです。
受賞したコンテストなどがありましたら教えてください
2015年11月、株式会社シード100周年記念 ほるナビ感謝祭 アドバイザー部門で優賞。
2016年8月、欧州美術クラブ 主催「パリ国際サロン」入選などです。
「シード100周年記念 ほるナビ感謝祭 アドバイザー部門」で優賞された時のお気持ちやご感想をお聞かせください。
とにかくビックリしました。頑張った作品だっただけに嬉しかったです。何より「コラボほるナビ」の商品化権を頂けたことは私にとっては夢のようなお話でした。また、それだけに大きな責任も感じました。
「コラボほるナビ」の商品化にあたってこだわった部分などありましたら教えてください。
日本的な図案であること。利便性のある図案であることを重視しました。じっくりと時間をかけて飽きの来ないものにしたいと考えていました。
最近の活動について教えてください。
不定期で教室を開催しています。石見神楽の消しゴムはんこを使った手捺しのカードやポチ袋等を実店舗にて販売しています。また、石見神楽のマスキングテープの販売も始めました。
消しゴムはんこの活動について、ご家族やお友達からはどのように言われますか?
家族からは無理のないようにと言われます。友人や知人は消しゴムでこんなことが出来るなんてすごいと言ってくださいます。
消しゴムはんこをしていて良かった事などありましたら教えてください。
自分を表現できる手段を見つけられたと思っています。
これから消しゴムはんこでどのような活動をしていきたいですか?
地域の活性化に少しでも協力できればいいなと思います。
~波田みゆきさんプロフィール~
島根県益田市を拠点に活動する消しゴムはんこクリエイター。文化センター・雑貨店・自宅アトリエなどで消しゴムはんこ教室を開催。スタンプカーニバルや地元でのイベントにも多数出展し、ワークショップや作品の展示・販売などで幅広く活動している。2015年には「シード100周年記念 ほるナビ感謝祭 アドバイザー部門」で優賞。「ほるナビ」とのコラボ商品でも注目を集めている。
◆ホームページ
http://88donguri.web.fc2.com/index.html
◆ブログ
http://88donguri.blog.fc2.com/
(消しゴムはんこライブラリー編集部 / 2018年3月26日配信)