消しゴムはんこ作家、きたむらゆきさんインタビュー
消しゴムはんこで素敵に輝く、注目の消しゴムはんこ作家さんにインタビュー。
今回は北海道札幌市を拠点に活動する消しゴムはんこ作家、きたむらゆきさん(彩り工房)にお話を伺いました。
2015年の秋から消しゴムはんこをはじめた きたむらさん、はじめる「きっかけ」となったことは何ですか?
趣味の手芸用品やキットを探そうと某手芸店に行った時に、ラクほりや彫刻刀のセットが陳列されているのを手に取ったことがきっかけです。
屋号の『彩り工房』の由来とは?
好きなミュージシャンの曲名から拝借しました。その曲の歌詩(※敢えてこの熟語にしています)から伝わってくる温かくて優しい気持ちや雰囲気を、サークルのメンバーさんと過ごす時間や作品からも感じてもらえるようにという思いを込めて名付けました。
消しゴムはんこにはどのような作品・作風・モチーフが多いですか?
北海道の動物を取り入れたはんこが多く、柔らかさや可愛さも感じられるような作風にしています。
消しゴムはんこづくりで一番こだわっている部分はどこですか?
ほっこりした気持ちになれたり、思わずクスッと笑えるようなイラスト作りと、少しでも長く使っていただけるよう、耐久性に考慮した印面にも心がけるようにしている所です。
消しゴムを彫るときはどのような刃物を使ってますか?
普段はNTのD-400(刃は30°)を使っています。更に細かい部分や面取りにはOLFAのアートナイフプロ、余白を彫る時には道刃物工業のラビーシリーズ・印刀曲や丸刀も使っています。
スタンプインクはどのようなものを使ってますか?
バーサクラフトを使っています。バーサファインやメメントも増やせたので、こちらを使った作品やサークル活動も検討中です。試し捺しにはシャチハタの弔事用薄墨を使っています。
最近の活動について教えてください
現在は講師活動がメインとなっておりますが、口コミやSNSなどを通して連絡が入り次第、オーダーも細々と受けています。minneは現在精査中です。もう少し作品が増えたら更新したいと思っております。
消しゴムはんこの活動について、ご家族やお友達からはどのように言われますか?
趣味が高じて好きな分野に関する資格を見つけて、あっという間に取得していったことをすごく驚かれました。さらにその数ヶ月後には札幌と仙台でサークルを開いていきましたが、具体的にどんな活動をしているかまでは把握しきれていないかもしれません。そんな中でも道内外から届く郵送物やSNSの写真を見て、色々な繋がりが増えていてよりアクティブになったことを嬉しく思って貰えたり褒められたりします。
消しゴムはんこをしていて良かった事などはありますか?
全国のハンカーさんに出会えて数多くの作品にも触れ合えたこと。これまで出会えたハンカーさんの主な活動拠点を小さめの白地図(北海道は支庁別)に着色してきて、残り5分の1くらいで全国各地全て色づくのが楽しみです。
これからどのような消しゴムはんこを作っていきたいですか?
手に取ったらウキウキしたり、ほっこりするようなはんこを彫っていきたいです。
これから消しゴムはんこでどのような活動をしていきたいですか?
私のサークルに参加したいと思って貰えた方々に、楽しい時間を共有しながら情報交換や憩いの場にも活用して貰えるような、温かくて和やかな時間を作っていきたいです。また、消しゴムはんこインストラクターになった後に幾つか取得したハンドメイドの資格も活かしたサークル内容も考えていきたいです。
きたむらゆきさんプロフィール
札幌を拠点に「彩り工房」の屋号で活動する消しゴムはんこインストラクター。2017年1月よりJESCA友の会・消しゴムはんこサークル「札幌元町さくらサークル」と「仙台中央いちごサークル」を設立し代表講師を務めている。
◆blog
http://ameblo.jp/giftraveling/
◆Instagram
https://www.instagram.com/yuki_hanco/?hl=ja
◆札幌元町さくらサークル
http://keshigomu-hanko.com/circle/000-347ca
◆仙台中央いちごサークル
http://keshigomu-hanko.com/circle/000-347cb
(消しゴムはんこライブラリー編集部 / 2018年3月6日配信)