グルーガンと消しゴムはんこで封蝋風に
消しゴムはんこ作家・はしもとあやのさん(aya*pecorun)の連載「aya*pecorun はしもとあやののちいさな道具箱」をお届けします。(毎月27日頃更新予定)
みなさん、こんにちは。北海道を拠点に「aya*pecorun(あや*ぺこるん)」ブランドで活動している はしもとあやの です!
早いもので今年も残すところ1ヶ月となりました。レッスンなどで1ヶ月や2ヶ月ぶりにお会いする方々ともよくお話しますが、年々月日が経つのが早いのはなぜなのでしょうね。
年末に向けてやるべきこともモリモリですが、今回は以前からやってみたかったことにチャレンジしてみたいと思います。
今回使う道具はコチラ!
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お持ちの方もいらっしゃると思いますが、グルーガンです。グルーガンとは、写真のようなスティック状の樹脂を溶かして接着する道具です。熱で溶けた樹脂が冷めると固着するので、短時間の作業が可能になります。
私はこのグルーガンを結婚式の準備の時に使いたくて購入しました。ウエルカムボード制作の接着の道具としてと、招待状の封筒をシーリングスタンプで封をするのにあこがれて、グルーガンで作れるという情報を見つけたので、それを作るためです。
今では、100円ショップでも購入できるので、お手軽に使える道具の1つとなりました!
結婚式の準備の時は、まだ消しゴムはんこでシーリングスタンプを作るという発想がなかったのですが、どこかでその方法を知ってからせっかく道具がそろっているのでやってみたいと思っていました。今後のレッスンでもやってみたいと思ったので、数人でも楽しめるよう100円ショップで売っていたグルーガンも購入してみました。(200円商品でした)
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グルースティックの色は、私の購入したお店では白、黒、茶の3種類でした。グルーガンそのものは以前購入したものとあまり差はありません。今回はコチラの黒いグルーガンと茶色のスティックを使います。
試作のために今回作ったはんこがコチラ。
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さっそく作ってみます!樹脂を溶かすために、グルーガンの先は100℃以上になるので、扱いに十分注意するために作業場所をしっかりセッティングします。今回は、カッティングマットの上にクッキングシートをマスキングテープで固定しました。
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溶かした樹脂をクッキングシートの上に押し出し、すぐにはんこを押しつけます。この時の出す量によって、まわりにはみ出した感じや厚みが変わるので、いくつか作ってみるとお好みの量が決まると思います。
樹脂が冷めるまでそのまま置いておく必要があるので、はんこがいくつかあるなら立て続けに作業ができます。
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触れるくらいに樹脂が冷めて固まったら、そっとはんこからはがします。
個人的には、熱々の樹脂に触れた印面がどうなっているのかが心配でしたが、彫りたて未使用の状態と変わらずキレイなままでした。
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これで完成!使う時は、両面テープや接着剤で目的の箇所へ接着します。
今回の試作で得たことは、写真の肉球でわかるように、広い範囲を彫るデザインは、その部分が山のようになるので、そのことを考慮したデザインが良いということです。
インクをつけて紙に捺す時との最大の差は、彫った部分の細さだけではなく、深さが影響するということです。今回は、細いラインはなるべく細くなるように意識してみましたが、その分浅くなったので、シーリングスタンプとしてはもう少しラインに存在感が欲しい感じもしました。
ラインの太さや全体のサイズなどはお好みもあると思いますが、自分の気に入ったデザインとサイズで、ちょっとおしゃれな演出ができるシーリングスタンプが作れるのは嬉しいですね!
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完成したシーリングスタンプは、写真のように、封筒の他にラッピングにも使えます!オリジナルのマークなどで作っておくと色々なところで活躍しそうですね!
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