赤石敬子さん『金賞受賞者の横顔』

2017-07-302017-09-09 jescap 3461 Views 0 Comment

　「第1回国際イレイサースタンプ品評会」において金賞に選出された作家さんにインタビューを行い、受賞作品の制作プロセスや制作秘話等、普段あまり語られることのないお話をご紹介する『金賞受賞者の横顔』。今回は赤石敬子さんの登場です。

開催委員会（以下●）：
金賞を受賞された感想をお聞かせください。

赤石敬子さん（以下◆）：
力作揃いの作品の中から金賞に選ばれたことがめちゃくちゃ嬉しいです！投票してくださった皆さん、見てくださった皆さんに感謝です！！本当にありがとうございました！！

●：
受賞された作品のテーマとしたもの、またはコンセプトとしたものを教えてください。

◆：
日本の12ヶ月を動物(ひとつオバケですが)を使って表現しました。

●：
アイデア・図案の作成から作品の完成までどのくらい日数を要しましたか？

◆：
図案の作成に1ヶ月半。彫るのに約1ヶ月かかりました。

●：
作品の制作で苦心した点を教えてください。

◆：
当時娘がまだ7、8ヶ月で夜寝かしつけてからの1、2時間しか作業ができず、しかも育児疲れでとてつもない睡魔が襲ってくる中での作品作り。作業もなかなか進まず出来上がりまでかなりの時間がかかったことです。

●：
作品の制作で特にこだわった部分、ここに注目してもらいたい！という部分を教えてください。

◆：
12ヶ月の図案を12個の枠に納めたデザインなのですが所々枠からはみ出して描くことによって少し立体感がでるような図案にしてみたのがちょっとしたこだわりです。

●：
今回の作品の制作にはどのような道具を使いましたか？また、普段の制作に使用している道具と、その道具を使用する理由やこだわりがございましたら教えてください。

◆：
オルファのアートナイフプロで一通り彫った後NTデザインカッターで余白処理。側面や角の処理は鋭角(30°)のオルファカッター使用。アートプロは先端がとても尖っているので細部までキレイに彫れるしNTカッターは刃が薄いので微調整がしやすいのでいつもこの3種類で彫っています。

●：
あなたの彫り方のタイプを教えてください。（例：置き彫り・手持ち彫り等々）
作品の大きさによって彫り方を使い分けている場合はそれらも教えてください。

◆：
置き彫り、奥から手前に向かって彫ってます。

　お忙しいところインタビューに対応していただいた赤石敬子さん、本当にありがとうございました！

（国際イレイサースタンプ品評会開催委員会：2017年7月30日配信）

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