はしもとあやのさん連載、シャーペンのお気に入り

jesca

9年前

　消しゴムはんこ作家・はしもとあやのさん（aya*pecorun）の連載「aya*pecorun はしもとあやののちいさな道具箱」をお届けします。（毎月27日頃更新予定）

みなさん、こんにちは。

北海道を拠点に「aya＊pecorun（あや＊ぺこるん）」ブランドで活動している
はしもとあやのです！

３月の頭に自分のブログで妊娠報告をさせていただきました。１ヶ月くらい、一日の大半を吐き気に耐えながらただただやり過ごすという日々が続き、何も作業のできない期間があったので、先月は休載させていただきました。おかげさまで安定期に入り、少しずつですが、やり過ごすだけの時間は減ってきています。

さて、今回は、少し前に新しいシャープペンシルを購入したので、以前にご紹介した愛用のものと比較レポをしたいと思います。個人的な感想になるので、ひとつの目安として受け取ってくださいね。

もともと愛用していたuniさんの「クルトガ」(0.5)と、Pentelさんの「オレンズ」(0.2)の他に、もう一つ気になっていた、ZEBRAさんの「デルガード」（0.3）を最近になって購入しました。

「クルトガ」のヒットにより、0.3が発売された時も気になりましたが、すでに愛用中の0.3のシャープペンシルがあったので、踏みとどまりました。気になっていた「デルガード」にも0.3が発売されたので、これを機に購入してみました。

ご存知の方も多いと思いますが、「オレンズ」は、ペン先の金属部分に芯を収納した状態で使うので芯が折れない。「クルトガ」は、芯が紙から離れる度に少しずつ回転することで片減りを防止する。「デルガード」は、一定以上の筆圧が加わると、ペン先に内蔵されたバネが働き、ペン先の金属部分が下がってきて芯をガードする。という特徴があります。

各シャープペンシルをどのような場面で使うかによって、好みは変わってくると思われます。

私の場合、学生の頃のようにノートにたくさん書き取るような場面では、片減りが気になってシャープペンシルそのものを回したりしていたので、「クルトガ」があの頃にあったら良かったな～と思いますが、現在は、手帳や家計簿に書き込むくらいで、あとははんこの下絵描きに使うことの方が多いです。

下絵描きの視点で比較すると、0.3は、もともと愛用していたタイプが使いやすく感じました。使い慣れもあるかもしれませんが、ペン先がより細く長いシルバーの方が、細かい作業をしやすく感じました。とはいえ、日常的に文字を書く場面では、「デルガード」の方が使いやすく感じました。というわけで、気持ち良く使える場面で使い分けをすることで、愛用品の仲間入りをしました。

細い芯のシャープペンシルは、文字を含んだはんこを作る時に活躍します。今回は、以前から作りたいと思っていたラベルシール用のはんこを作り、シャープペンシルの使い分けにも着目してみました。

シールのサイズに合わせるため、枠をいくつか印刷してから、思いつくままにラフ描きをします。私はこの時0.7や0.9を使うことが多いです。この中から決定したものをキレイに整え下絵を完成させます。３つ作ってからもう一つ追加することにしたので、そちらでより細かい使い分けをご紹介します。

0.5で大まかにイラストを描き、0.3で文字を描きます。
0.3で全体の太さバランスを整えます。
0.2で文字の細部の（主にぼやけたアウトラインをクッキリ）修正をします。

ちょっと細かいことですが、快適に作業をするために私が実践していることがあります。使っているうちに削れた芯の粉が先にたまり、細さが台無しになるので、ティッシュを手元に準備し、拭き取りながら常に細い状態で使えるようにしています。細かいことですが、より細かい図案ほどこの作業が大事になります。

完成した新作はんこがコチラの４つです。印面を染めた場合と染めていない場合の比較もしてみましたよ。

もともと同じサイズに合わせて作ってあった２つも加えて全部で６つになったので、シールシート１枚をうめることができました！クラフトカラー×ブラウンの組み合わせも好きですが、発送物の宛名面で目立つよう、赤系のピンクでも作ってみました。

これで、発送時に「こんなはんこを作っておけば良かった！」という場面もクリアできそうです♪

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