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第5回国際イレイサースタンプ品評会受賞者インタビュー ばむへいさん

 消しゴムはんこファンの皆様、ごきげんいかがでしょうか。

 2019年6月2日に開催されました「第5回国際イレイサースタンプ品評会」において、最高金賞および金賞を受賞された作家の皆様にインタビューを行いましたので皆様にご紹介いたします。
 今回はこれまでの受賞者インタビューの内容に加え、作品の世界観や制作テクニック等に焦点を当てた質問を行いました。そのことで、ちょっとマニアックで奥深いお話もいろいろお聞きすることができました。

 それでは早速ご紹介したいと思います。今回は、前人未到の4回連続金賞受賞という大記録を成し遂げた「ばむへいさん」のインタビューです。


第5回品評会 金賞受賞 ばむへいさん


― この度の金賞受賞、さらに前人未到の4連続金賞受賞、本当におめでとうございます。まずは受賞された際のお気持ちを教えていただけますか?

ばむへいさん:
 今回も後ろから順の発表でどきどきしていたんですが、さくっと出て来たので「まだか〜、まだか〜」とならず、ほっとしました。それと、「投票してもらえたんだ〜♪」と感謝の気持ちがこみ上げてきました。本当にうれしかったです!

― カウントダウンによる結果発表はドキドキしますよね(笑)。そして、今回で実に4回連続の金賞に輝いたわけですが、ばむへいさんご自身の中で連続受賞されるための秘密のノウハウをお持ちなのではないか?と思っているのですが、その点はいかがでしょうか?

ばむへいさん:
 そうですね・・・伝えたいものを思いっきり詰め込み、テーマに沿ってシンプルにすること。ちょっと難しいですけどね(笑)。

― なるほど(笑)。では、何か意識していることや工夫されていることというのはございますか?

ばむへいさん:
 「少しでも立ち止まって見ていただいて楽しんでもらえたら♪」という点はいつも意識して考えています。

― ありがとうございます。ところで、今回の品評会は印影の展示方法の変更により、ばむへいさんが本来意図していた立体での印影展示に対応できずご迷惑をおかけしました。そのかわりと言っては何ですが、ご自身の出展ブースで立体の印影展示をされていましたね。お客様の反応はいかがでしたか?

ばむへいさん:
 おかげさまで楽しんで見てもらえました♪ 「こんな意図があったんですよ〜」とか「この角度で見ると、この子がメインに見えますよ〜」とか、色んな話しができて楽しかったです。なにより、この作品を一番楽しんで作ったばむの気持ちが伝わったのを直に見れた事が一番うれしかったです。

― それはよかったです。お話を聞いて私も安心しました。話は変わりますが、ばむへいさんのエントリー作品には必ずご自身のオリジナルキャラクターが描かれていて、毎回様々な表情を見せてくれるのでとても楽しみにしています。そこでお訊きしますが、今後開催される品評会のエントリー作品においても、ご自身のオリジナルキャラクターを登場させるというスタイルを継続するのでしょうか?

ばむへいさん:
 はい、継続すると思います。

― では、これまでの作風をガラリと変えてくる可能性はいかがでしょう?

ばむへいさん:
 たぶん変わらないです(笑)。何回か前に変えてみよう!と試みたんですが、ラフ案でボツになりました。一番にばむが楽しめる図案にしないとノって作れないので、今までと同じ作風になると思います。

― なるほど(笑)。



― 次に品評会からちょっと離れた質問になりますが、ばむへいさんは最近他の作家さんと共同で本を出版されましたね。私も拝見しましたが、デザインやストーリー等よく考えられているという印象でした。そこでお訊きしますが、デザインやストーリーのアイデアはどのようにして考案したり構築したりしているのでしょうか?

ばむへいさん:
 日々、「これおもしろい!」「こんなの作ってみたい!」というものを探す様にしています。それをメモにとっておいて寝かすんです。すぐ使うときもあれば、何年も眠っているときもあります。

― なるほど。いろいろなところにアンテナを張っておいて、これは!というものを見つけたらメモに残す・・・とても参考になりますね。

ばむへいさん:
 ちなみに今回の図案集のネタは後者で、消しゴムはんこを始めた頃に思いついたネタを元に作りました。ばっちりハマった時はとてもうれしくなって、あっという間にできちゃうんです♪今回は時間も少なかったので助かりました♪

― こうしてお話を聞いていると、方向性が定まると非常に仕事が早いというのがばむへいさんの大きな持ち味と特長となっている・・・そんな印象を受けました。素晴らしいですね。では次に、今後の活動予定について教えていただけますか?

ばむへいさん:
 7月19日〜8月31日まで、うえむらゆみこ先生の展示会「〜消しゴムはんこ作家たちの作品展〜」で作品を展示します(開催終了)。それと同時に、初の個展となる「〜ばむへいの世界展〜」を開催します。
 そして9月28日に、名古屋にて教室「名古屋ばむへいサークル」を開催します。早々と満席になって、ばむ自身驚いています!すごく楽しみです!
 そしてさらに!12月7日の東京ばむへいサークルの翌日に開催される、「東京アートクラフトフェスタvol.2」の出展まで突っ走る予定です=3

- 展示会の作品制作から消しゴムはんこサークルの開催、そしてイベント出展とまさに大忙しですね。楽しみにしています。では最後に、漠然とした質問になってしまいますがばむへいさんにとっての「消しゴムはんこ」とはどのような存在でしょうか?

ばむへいさん:
 「消しゴムはんこ」とは・・・気楽にはじめられて、そして深い!とにかく深い!です。ばむ自身「だいぶやってきたな〜」と思っていますが、先が全然見えません!少しでも理想の消しゴムはんこ作家になれるよう頑張ります!!

― ばむへいさんのレベルであってもそうなんですね。その奥深さ、ぜひ究めていただきたいですね。本日はありがとうございました。そして4連続金賞受賞、本当におめでとうございました。

ばむへいさん:
 ありがとうございました。


~作品データ~
使用消しゴム:はんけしくん ソフトタイプ
使用ツール:デザインカッター/丸刀/サラエ刀
印面着色インク:ツキネコ ステイズオンおなまえ ブラック

~ばむへいさんのSNSアカウントはこちら~
◆Blog:http://ameblo.jp/bamuheichan/
◆Instagram:http://instagran.com/bamuhei/


次回「第6回国際イレイサースタンプ品評会」は2019年12月8日「東京アートクラフトフェスタvol.2」内で開催!
いま消しゴムはんこ界で最も熱い注目を集めるコンテストにあなたも作品を出品してみませんか?
出品方法は東京アートクラフトフェスタ公式サイトをご覧ください。

https://www.artcraftfesta.com/contest


(国際イレイサースタンプ品評会開催委員長 中鉢久夫 / 2019年9月9日配信)

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