あとむさん連載「あとむの消しはん-イロトリドリ-」第3回
消しゴムはんこ作家・あとむさんの連載「あとむの消しはん -イロトリドリ-」をお届けします。
みなさまこんにちは。神奈川県平塚市で消しゴムはんこ作家として活動中のあとむです。
いつも連載「あとむの消しはん-イロトリドリ-」をご覧いただきありがとうございます。
この連載ではあとむの代表作「花鶏-アトリ-」シリーズの作品づくりをご紹介しております。
第3回目となる今回は前回描いたラフ図案を元に「Vectornator」というアプリを使ってクリーンアップしていきたいと思います。
まずはProcreateで起こしたラフの図案を画像にします。
その画像をVectornatorで読み込みます。
VectornatorというアプリはProcreateのような手描きアプリとは違い、点と点を結びながら作図をしていくベクタードローイング系アプリです。
このアプリは無料でダウンロードが可能で、Adobe Illustratorに一番近いアプリとして今注目されています。
読み込んだラフ画を下絵としてそれぞれのパーツを丁寧に書き起こしていきます。
まずは羽根に当たる部分から。
ラフはあくまでもラフですのでこの段階で近い形になるように整えながら作図します。
羽根のパーツはもう一羽の鳥にも流用するのでコピーアンドペーストして回転させ配置させます。
次に鳥の作図です。この時にそれぞれのパーツを区別できるように色を変えて作図します。
もう一羽の鳥も丁寧に作図します。青色の鳥のもう一枚の羽パーツも描いちゃいましょう。
続いてダリアのパーツも書き込みます。ダリアの描き方は一つ雫型の図形を描きコピーしながら回転させていくと簡単に作成できますよ。完成したものをコピーして小さいダリアも作ります。
葉っぱは少しボリュームアップしました。大きい葉っぱは一枚のパーツで流用。小さい方の葉っぱは左右反転させた2種類のパーツ作ります。
最後に2つのリングを重ねたパーツを作ります。
葉っぱなどにラフ画になかった柄を加えて完成です。
いかがでしたか?手描きアプリにはないシャープなラインの作図が可能なベクタードローイング系アプリ「Vectornator」
少しコツは必要ですがとても綺麗な作図ができるアプリですので興味のある方はぜひ使って見てください!
次回はいよいよ図案のトレースと転写をお伝えしたいと思います。どうぞお楽しみに!
(消しゴムはんこライブラリー編集部・2019年7月1日配信)