セリアの「ひのき」とコルクブロックで持ち手を製作
100均のセリアで購入し、消しゴムをきれいにカットできるか実証実験を行った「のこぎりガイド」。今回は本来の用途であるのこぎりガイドとして使用し、消しゴムはんこの持ち手を作ってみようと思います。
~使用材料・道具~
今回使用した素材は、セリアで購入した「ひのきの板」と、ホームセンターで購入した「圧縮コルクブロック」の二種類です。
そして、これがなければ始まらない「のこぎりガイド」と、カット時に圧縮コルクが砕けにくい目の細かい刃を持つ「パイプソー」と呼ばれるのこぎりを用意しました。
~カットはとても簡単~
では、早速ひのきからカットしていきましょう。
消しゴムをカットした時と同様、クランプで木材を固定した後にのこぎりガイドを当ててカットしていきます。切るたびに漂うひのきの香りが心地良いです。
とても簡単にカットできました。
次に圧縮コルクをカットします。ひのきと同様にクランプで固定した後にのこぎりガイドを当ててカットします。
圧縮コルクは細かく刻んだコルクを高圧で圧縮し接着したもので、ワインボトルの栓や釣り竿のグリップ等に用いられる無垢のコルク材と比較して弾力性が少なく質感もやや異なります。マット状に薄く加工されたものはカッター等で簡単に切ることができますが、このような塊になったものをカッターで切るのは刃が折れたりして非常に危険ですので絶対にやめてください。
こちらも簡単にカットできました。
のこぎりガイドは本来の用途に使用するとガイド面に傷が入ってしまいます。消しゴムのカット用に使用する際は、のこぎり用と分けて用意しておくとよいでしょう。
~成型~
カット面はそのままの状態では荒れていることがほとんどなので、ここからサンドペーパーを使用して成型していきます。
ほとんどの場合は手で持って加工しますが、サンドペーパーを当て木に巻いて使用するのも良いと思います。
素材の角をしっかり出したり平面をしっかり出したい場合は、できるだけ水平な面にサンドペーパーを置いた状態で加工します。
成型加工が終わりました。ひのきは角を丸めてなめらかに、コルクは角を残したシャープな加工をしてみました。
現在はさまざまな大きさにカットされた持ち手に使える素材が比較的簡単に入手できるようになりましたが、市販の素材ではどうしてもサイズが合わないといったケースに遭遇することもあるのではないかと思います。そんな時に自由な大きさやデザインで持ち手を製作できればとても便利ですし、オリジナル作品にちょっとしたアクセントを加えることもできるようになるのではないでしょうか。
次回は持ち手の成型方法をいろいろ考察したいと思います。お楽しみに!
(ライター:今福大文/2017年9月25日配信)