消しゴムはんこ販売、作活女子は「いくら」稼いでる?!

 消しゴムはんこをはじめ、ハンドメイド作品の制作や販売、講師活動を通じて充実した毎日を送る女性が増えている。ハンドメイド作家ウォッチャーがそんな女性たちの本音に迫る、イマドキの作活(作家活動)事情をお届けするルポタージュ『消しゴムはんこ作活白書』。

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 近頃、ハンドメイド作品を販売してちょっとしたお小遣い稼ぎや副業を始める人が増えている。中でも消しゴムはんこ(イレイサースタンプ)は人気のジャンルのひとつである。

 東京近郊に住むAさん(仮名)はハンドメイド作品の販売活動歴8年の30代既婚女性。以前は手作りのアクセサリーを販売していたが、4年前から消しゴムはんこの販売も始めた。

 「アクセサリーは大人っぽいものを作っていたので、かわいい感じの消しゴムはんことは真逆の世界でしたが、はんこの方がお客さんの反応が良かったので最終的にはアクセサリーの販売はやめてしまいました」とAさん。アクセサリーを販売した頃は小さなハンドメイドイベントに出展していたが売上が0円の時もあり、何度か心が挫けたという。

 「私が作っていたアクセサリーは、いま思うとどこにでも売っていそうなものばかりで、あまり個性を出せていなかったことが売れなかった原因だと思います。消しゴムはんこは個性を出しやすいので、作品が売れるたびに自信に繋がりました」

 現在、Aさんはハンドメイド販売サイトでオリジナルの消しゴムはんこを月に数点販売するほか、スケジュールがあえばハンドメイドイベントやアートイベントなどにも出展して作品を販売している。売上は月平均で2万円ほどで利益も出せるようになったという。また、大きなイベントに出展する月は多いときで売上は4~5万円にも。Aさんは現在の売上や活動のペースには満足している。

 「一度、あるイベントでお隣のブースがとても有名な消しゴムはんこ作家さんだったのですが、ものすごいペースで作品が売れていました。ご本人とイベントの終わり頃に話すと今日は200個くらい売れたとおっしゃっていたので、1個500~700円くらいのはんこがほとんどでしたから1日で10万円くらいの売上っていうことですよね」と売れっ子作家の販売力を認めつつも「すごいなと憧れますが、それだけの個数を販売するためには作る時間がものすごく必要で、家庭のこともあるので私には無理ですが、いまのペースで黒字をキープしながら続けられるところまで続けたいと思っています」とAさん。

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アレクサンドリーネ瀧山:ハンドメイドの世界をウォッチするライター。
※記事中のコメントは取材協力者の主観に基づくものです。また協力者の意向によりぴプロフィール等には一部フィクションが含まれている場合があります。

(ライター:アレクサンドリーネ瀧山/2017年9月8日配信) 

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