はしもとあやのさん人気連載、今回は「のり」

 消しゴムはんこ作家・はしもとあやのさん(aya*pecorun)の連載「aya*pecorun はしもとあやののちいさな道具箱」をお届けします。(毎月27日頃更新予定)

 みなさん、こんにちは。北海道を拠点に「aya*pecorun(あや*ぺこるん)」ブランドで活動している はしもと あやの です!

 2015年も終わりとなりますが、今年も1年ありがとうございました!オーダーやレッスンなどで直接関わった方はもちろん、ブログやこちらの連載でつながっている方も、励みになるコメントなどありがとうございました!ちょっとだけ早いですが、来年もよろしくお願いいたします!

 今回は日頃使っている色々なのりについてご紹介したいと思います。


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 私が主に使っている接着アイテムたちがコチラ!スティックのりは「シワなし」なのがポイント。小さな部分には消え色PITの「ほそみ」が便利。もっともっと細かい部分にのりを塗りたい時はペンタイプの液体のり。テープのりはお手軽で便利。同じ用途でよりしっかり接着したい時はもう一つの方で。

 ちなみに、のりよりしっかり接着したい場合は、両面テープを愛用しています。100円のものは文具メーカーさんのものより接着力が少しだけ弱い感じがするので、コストを考えて、場面に応じて使い分けるようにしています。当初は同サイズの2種類で使い分けていたのですが、ハサミやカッターで幅を半分にして使う場面が増え、作業効率を考えて幅が細いタイプも仲間入りしました。

今回は、のりの使い分けの使用例を具体的にご紹介します!


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 「シワなし」の大きなスティックのりは、広範囲全体にしっかり塗りたい時に使います。写真は、画用紙とクラフト紙をリバーシブルになるように貼り合わせたカードです。端からめくれることのないよう全面にしっかり塗るため、シワにならないタイプが重宝します

 日頃はこのような広い部分に使うことが多いので、大きなタイプを愛用中ですが、スティックのりを狭い範囲に使いたいこともあるので、「ほそみ」もスタンバイしています。

 さらに細かい部分に使うとご紹介したペンのりは、こんな時に使います。


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 はんこ作品ではないですが、はんこ作品と合わせることも多いクラフトパンチで抜いた文字たち。薄めの画用紙に折り紙を「シワなし」ののりで貼り付けて、強度を増してからパンチしました。斜めに抜いたものと混ぜると、チェック柄の出方に変化がつくのでオススメです!

 小さい上にのりを塗りたい部分が細いので、スティックのりを使うと文字パーツがベタベタになってしまいます。


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 ここで活躍するのがペンのり!写真は「H」の裏にのりを塗った状態です。液体のりがしっかり文字の形通りに塗れました。


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 ここまで小さいと、指でおさえるのも大変なので、ピンセットが役立ちます。救急ボックスにあるようなタイプではなく、写真のようなタイプがオススメです。今ではこういうものも100円でGETできます!

 のりを塗る時におさえるために使い、その文字をバランスを見ながら貼り付ける時にも使います指で作業すると、のりで指先が黒くなって作品も汚れてしまうし、手を拭く回数が増え、作業効率が下がります。ピンセットという道具を1つ使うだけで、手が汚れないだけでもストレスフリーですが、指で隠れることなく貼る位置をしっかり狙えるのも便利です。


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 テープのりは、全面にのりを塗る必要がない時にお手軽に使えるので便利です。写真左ははんこで作った作品を切り抜き、クラフトのカードに貼るために大まかにテープのりをつけたところ。少し見づらいかもしれませんが、浮かない程度に貼りつくよう端と中心に塗りました。

 私は写真右のような使い方もしています。コチラは、ワンコインポチ袋をのり付けしているところです。端まで塗りたいのでスティックのりを使っていたのですが、はみ出したのりが指先につき、先ほどお伝えした通り、指先の汚れと作業効率の低下が気になり、結果、この方法に落ち着きました。不要な紙にわざとはみ出すように塗ることで端までのりがつきます。のりが簡単にちぎれるので、このあとの貼付け作業で指先が汚れるのを防ぐことができます!

 この方法で色々な手作り封筒を作りましたが、紙にハリがあると接着力が必要になるので、より強力な「しっかり貼る」タイプが活躍します。


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 コチラが先ほど登場していたカードの完成品です。使用例ではバースデーカードを使いましたが、今の時期なら年賀状にも使えるかなと右のタイプも作ってみました。ここでやっとはんこの登場です。

 白いハガキに直接捺したものと、別の紙に捺して色違いの台紙に貼り付けたものとで同じはんこでも印象が変わるので、色々遊べそうです。写真のような時は、私ならテープのりを使いますよ。

 使う頻度が多くないなら、用途を兼ねられるものがあれば良いと思いますが、私の場合は、レッスンや商品化などでたくさん作ることが多いので、コスト面を考えて色々なタイプを使い分けています。

 みなさんもご自分の使い方に合わせて便利な道具を見つけてくださいね。

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